2020-04-05 / 最終更新日 : 2020-08-16 shimarisu 三省堂/精選現代文B1章 最初のペンギン 選んだ結果がわからないまま、選択し続けなければならない。それが人生だ。不確実なままでも選択するためには感情の技術を磨くことが必要になる。
2020-04-18 / 最終更新日 : 2020-08-16 shimarisu 三省堂/精選現代文B1章 ミロのヴィーナス ミロのヴィーナスは手が欠けているから「こそ」美しい。再現されたら無数の復元案が一つに限定されてしまう。また欠けた箇所が「手」だからこそ無数の再現案が生まれたのだ。
2020-06-21 / 最終更新日 : 2020-08-16 shimarisu 三省堂/精選現代文B1章 恐怖とは何か 人間は嫌なことや不幸なこと、危険なことに恐怖するのではない。自我を脅かすものに対して恐怖を感じるのである。知らないものは恐ろしいものであり、怖がりやは自我を狭くし自我以外のものを極力排除しようとする。だがそうして得た安定にも人は退屈し、再び恐怖や不安を求めるようになる。人は恐怖と退屈の間で行ったり来たりを繰り返すのだ。
2020-04-18 / 最終更新日 : 2020-08-16 shimarisu 三省堂/精選現代文B1章 未来世代への責任 経済学は倫理を捨てるところから発展した。京都議定書も倫理を捨てて経済学を応用することで環境問題の開発を目指している。しかしとある事情で環境問題を経済学で解決するのは不可能だった。今こそ捨てたはずの倫理が必要になる。